[2025_10_21_03]柏崎刈羽原発7号機 核燃料取り出しプールに移す作業開始 東電(NHK2025年10月21日)
 
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柏崎刈羽原発7号機 核燃料取り出しプールに移す作業開始 東電

 18:42
 東京電力は新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所の7号機の原子炉から核燃料を取り出し燃料プールに移す作業を始めました。テロ対策施設が期限までに完成せず、早期の再稼働ができなくなったためで、7号機はこの施設が完成するまで4年程度、運転できなくなる見通しです。

 東京電力は再稼働の前提となる国の審査に合格した6号機と7号機のうち、当初は7号機の準備を優先しましたが、法令で設置が義務づけられているテロ対策施設が10月13日の期限までに完成せず、早期の再稼働ができなくなりました。
 このため東京電力は、7号機の原子炉に入れていた核燃料872体を取り出して、同じフロアにある燃料プールに移す作業を21日始めました。

 東京電力によりますと順調に進めば2週間ほどで作業は完了する予定だということです。
 東京電力は今後、7号機のテロ対策施設の整備を進めることにしていますが完成までには4年程度かかる見通しで、この間、7号機は運転できなくなります。

 このため東京電力は同じく国の審査に合格した6号機の早期の再稼働を目指していて、ことし6月に原子炉に核燃料を入れる作業を終え、準備を進めています。
 一方、柏崎刈羽原発の再稼働をめぐっては地元の同意が焦点になっていて、新潟県の花角知事は10月末以降にみずからの判断を示した上で、県民の意思を確認する考えを示しています。
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