[2025_10_19_02]【柏崎原発再稼働どう思いますか?】「それよりも風力発電ですよ」避難者受け入れには「当然です」<村上市>山形との県境、山北エリアで聞いた(新潟日報2025年10月19日)
 
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【柏崎原発再稼働どう思いますか?】「それよりも風力発電ですよ」避難者受け入れには「当然です」<村上市>山形との県境、山北エリアで聞いた

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 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に同意するのか、しないのか−。国からの要請を受け、新潟県は選択を迫られています。花角英世知事は県民の受け止めを見極めて判断すると公言し、その判断材料は間もなくそろう見通しです。再稼働の是非は知事の政治判断に委ねられていますが、肝心の新潟県民はどう考えているのでしょう。新潟日報の記者が全37市区町村、県内津々浦々を訪ね、再稼働問題への率直な意見に耳を傾けます。

 県内最北の村上市。中でも最も北に位置する山北地区。ちょっと先はもう山形県です。世論が真っ二つに割れる東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題は遠い世界の話なのでしょうか。県北中の県北、山北エリアを15日に訪れ、住民にあれこれ聞いてみました。

 ◆「話題になることはないですよの」

  「右 新潟縣(けん)、左 山形縣(けん) 境標」

 こう書かれた標柱が集落の真ん中を貫く通り沿いに立っていました。道を挟んで反対側には、県境通過スタンプを押す場所もあります。ここは村上市伊呉野(いぐれの)。同じ集落と思いきや、ここを一歩越えると山形県鶴岡市の鼠ケ関(ねずがせき)です。
 「珍しいでしょう。集落の中に県境があるんです。よく写真を撮る人がいますよ」。標柱から数えて数軒目の民家のインターホンを押すと、出てきた無職女性(75)が教えてくれました。
 「原発が話題になることはないですよの。聞けばそれぞれ意見もあるかも知れませんけど、...(後略)
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