| [2025_10_13_01]燃料搬出へごみ撤去 福島第1 2号機プール、下旬にも(東奥日報2025年10月13日) | 
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 04:00 東京電力は福島第1原発2号機の使用済み核燃料プールにある燃料の取り出しに向けて、プール内で見つかったごみや堆積物の撤去を今月下旬にも始める。燃料をクレーンでつり上げる作業の妨げになるほか、水中で舞い上がって見通しが悪くなり、搬出に支障が出る恐れがある。2026年6月までに終える見通し。 11年3月の事故でメルトダウン(炉心溶融)した2号機の原子炉建屋最上階のプールには強い放射線を出す使用済み燃料が587体、未使用の燃料が28体残っている。東電は廃炉作業のリスクを下げるため、搬出に向けた作業を進めている。 東電は20年6月にプール内を水中ロボットで調査し、燃料の取っ手部分などに最大縦20センチ、横25センチのシート状のごみが計34個落ちているのを確認した。事故前にプールの周りの手すりに設置された異物混入防止用のウレタンシートの一部とみられる。 プールの底の一部では、事故で冷却不能となった原子炉を冷やす際に注入した海水中の砂などとみられる堆積物も見つかった。 撤去作業には2種類の遠隔操作のロボットを使う。シート状のごみはマジックハンドのような装置でつかみ、堆積物は掃除機型の装置で水ごと吸引してフィルターで取り除く。回収後は線量ごとにコンテナに入れ、固体廃棄物貯蔵庫で保管する。 東電は2号機で核燃料をつり上げるクレーンの取り付けも進めている。26年6月までに燃料の搬出を始める計画だ。  | 
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