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[2025_08_01_05]試験採取のデブリ、人力でも砕ける硬さ JAEA分析、主成分はウラン(福島民友2025年8月1日) | ![]() |
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参照元
09:15 日本原子力研究開発機構(JAEA)は31日、東京電力福島第1原発で昨年11月に試験採取した溶け落ちた核燃料(デブリ)の試料が、人の力でも砕きやすい硬さだったとの分析結果を発表した。微細な組織や隙間が全体に分散していることが要因としている。 機構はデブリを約0.1グラムの塊や粒に砕き、詳しく調べた。いずれもウランが主成分で、燃料を覆う金属管のジルコニウムや鉄なども含まれていた。原発事故後にウランなどの燃料が原子炉から溶け落ち、構造物を巻き込んで冷え固まったことが裏付けられた。 ウランの濃縮度は事故前の炉内の平均値に近い値で偏りがなかった。一方、セシウム濃度は低く、デブリができる際の高温によって揮発した可能性が高い。このため核分裂が連続する臨界が起きないように管理しやすいという。 機構は、一つの試料だけでデブリの全体像を把握するのは難しいとしつつ「今後の取り出しや保管に役立つ情報が得られた」とした。東電は分析結果を踏まえて取り出し工法の検討を進める考えを示した。 第1原発1〜3号機にはデブリが計880トンあると推定されている。 東電は昨年11月、2号機から初めてデブリ約0.7グラムを回収。今年4月の2回目では、初回とは異なる場所から約0.2グラムを採取した。 |
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KEY_WORD:福1_デブリ回収_:FUKU1_: | ![]() |
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