| [2025_10_30_03]使用済み核燃料を一時保管…乾式貯蔵施設、福井県内2カ所目の設置許可 原子力規制委員会 美浜原発敷地内(福井新聞2025年10月30日) | 
| 
 
  
参照元 
 
 16:20 関西電力美浜原発の敷地内で使用済み核燃料を一時保管する乾式貯蔵施設について、原子力規制委員会は10月29日、設置を許可した。関電は福井県内3原発全てで設置を計画しており、規制委の許可を得たのは高浜の1カ所目に続き2カ所目。実際の設置には原子力安全協定に基づく県と地元美浜町の事前了解が必要となる。 乾式貯蔵施設は、原発内の貯蔵プールで一定期間冷やした使用済み核燃料を金属製の専用容器「キャスク」に密封し、空気の自然対流で冷却する。関電は2030年ごろに県外で操業開始を目指す中間貯蔵施設への円滑な搬出に向けた準備施設と位置付けている。 高浜に2カ所、美浜と大飯に各1カ所設置する計画で、使用済み核燃料の保管容量は計1530体(700トン)。輸送容器も兼ねるキャスクを横にして置き、1基ずつ鉄筋コンクリート製の格納設備で覆う。新たな建屋は設けない。 美浜では、3号機原子炉補助建屋北側の敷地にキャスクを最大10基設置し、保管容量は210体(100トン)。4カ所のうち最も規模が小さく、関電は26年ごろの着工、30年ごろの運用開始を目指している。規制委は9月に設置を認める審査書案を決定し、29日の会合で委員全員が原子炉設置変更の許可に賛成した。 関電の乾式貯蔵施設に関して、規制委は5月に高浜の1カ所目の設置を許可し、高浜の2カ所目と大飯の審査も進んでいる。 一方、関電の使用済み核燃料の主な搬出先となる再処理工場(青森県六ケ所村)は、規制委の審査で事業主体の日本原燃の説明終了が当初計画より遅れる見込み。杉本達治知事は、原燃の説明終了後に乾式貯蔵施設の設置を認めるか最終判断する考えを示している。(後略)  | 
|   | 
  KEY_WORD:MIHAMA_:TAKAHAMA_:ROKKA_: |