[2025_07_30_02]米メディア「ハワイでも1m50cmの津波観測」M8.7 巨大地震(NHK2025年7月30日)
 
参照元
米メディア「ハワイでも1m50cmの津波観測」M8.7 巨大地震

 20:26
 30日午前8時25分ごろにロシアのカムチャツカ半島付近で起きたマグニチュード8.7の地震で、アメリカのハワイ州でも津波が観測されています。
 アメリカのCNNテレビは、NOAA(アメリカ海洋大気局)の情報としてロシア極東のカムチャツカ半島の沖合で起きた巨大地震の影響でハワイ州のマウイ島で1メートル50センチを超える津波を観測したと伝えました。
 また、オアフ島でもおよそ1メートル20センチの津波が観測されたとしています。
 ハワイ州のグリーン知事は会見を開き、これまでに津波による被害は確認されていないと述べました。
 CNNテレビによるとアメリカでは西部カリフォルニア州でもおよそ50センチの津波が観測されたということです。
 今回の地震を受けて、津波が到達するおそれがあるアメリカのハワイ州では、当局が人々に沿岸から避難するよう呼びかけています。
 ホノルルで撮影された映像では、浜辺で、ライフガードが拡声器を使って避難を求めると、海水浴を楽しんでいた人たちが次々と海から上がる様子が捉えられています。
 ホノルルでは、浜辺の近くにあるショッピングセンターが閉店したほか、高台に向かう車などで道が渋滞しているところもあるということです。
 ホノルル市のブランジャルディ市長は記者会見を開き、「ビーチに行ってはいけないし、波を見ていてはいけない。できるだけ高いところに移動するように」と述べ、人々に対して、海岸沿いから離れるよう繰り返し求めました。

 在ホノルル日本総領事館も警戒を呼びかけ

 ホノルルにある日本総領事館は現地に滞在している日本人に対して、警戒を呼びかけるメールを出し、海岸から離れて高台や内陸部に避難することや、津波の危険が完全に去るまで警戒を緩めず情報収集に努めるよう促しています。
KEY_WORD:カムチャッカ地震-津波_:KAMUCHATUKA-2025_: