[2025_07_22_04]【速報】関西電力・美浜原発で“原発新設”向け地質調査再開を正式表明 「原子力が将来にわたり重要」森望社長が会見(ytv2025年7月22日)
 
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【速報】関西電力・美浜原発で“原発新設”向け地質調査再開を正式表明 「原子力が将来にわたり重要」森望社長が会見

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 関西電力の森望社長が22日午後1時から会見を開き、美浜原発の敷地内で原発の建て替えのための地質調査を再開する方針を発表しました。会見で森望社長は「本日以降、地元の皆様に説明を進めていく。資源が乏しい我が国では、原子力が将来にわたって役割を果たすことが重要」と語りました。
 関西電力は、福井県美浜町の美浜原発で老朽化が進んでいる1号機の建て替えに向けた地質調査を2010年から行っていましたが、2011年に起きた東京電力の福島第一原発の事故を受けて中断していました。
 関西電力は調査について、「(東日本大震災以降にできた)新規制基準への適合性の観点から、地形や地質等の特性を把握し、後継機設置の可能性有無について検討するために行うもの」とし、設置の判断にあたっては「革新軽水炉の開発状況や規制の方針、投資を行う上での事業環境整備の状況を総合的に考慮する必要があり、調査結果のみをもって判断するものではない」としています。
 関西電力はその上で、「安全最優先で、地元をはじめとする皆さまのご理解を賜りながら、原子力発電事業を推進していく」としています。原発の新設に向けた具体的な動きは、2011年の東日本大震災以降初めてで、22日午後からは関電幹部が福井県庁と美浜町役場を訪れ、調査再開についての説明を行います。
 美浜原発は現在、1976年に運転を開始した3号機のみが稼働していて、1号機と2号機は2015年に廃炉が決まっています。
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