[2025_07_11_01]クリアランス金属を建設資材に活用 関西電力、緊急時対策所の鉄筋に 5トン分を一般金属に溶かし加工 廃炉原発のクリアランス金属は2万7000トン(福井放送2025年7月11日)
 
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クリアランス金属を建設資材に活用 関西電力、緊急時対策所の鉄筋に 5トン分を一般金属に溶かし加工 廃炉原発のクリアランス金属は2万7000トン

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 関西電力は美浜町の原子力事業本部に建設を予定している緊急時対策所に、国内で初めてクリアランス金属を建設資材として活用します。
 クリアランス金属は、原発の廃炉に伴って出る放射性廃棄物のうち、放射能濃度が極めて低く人の健康への影響がほとんどないもので、国が安全性を認めています。
 関西電力は美浜町の原子力事業本部に緊急時対策所の建設を計画していて、クリアランス金属を加工した鉄筋を、国内で初めて建物の建設資材として活用します。
 再利用するクリアランス金属は、敦賀市の新型転換炉ふげんの廃炉に伴って出た5トン分で、一般金属と溶かして鉄筋に加工します。
 緊急時対策所は3階建て程度の想定で、緊急時対策本部や宿泊室それに仮眠室などを配置し、収容人数は最大250人程度で2029年ごろの運用開始を目指しています。
 なお、廃止措置が進む美浜原発1・2号機と大飯原発1・2号機での廃棄物の量はあわせて100万8200トンで、このうちクリアランス金属は2万7100トンとなっています。
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