[2025_05_29_03]北海道に1億年前の津波跡 琥珀の形決め手、産総研(共同通信2025年5月29日)
 
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北海道に1億年前の津波跡 琥珀の形決め手、産総研

 16:45
 産業技術総合研究所などの研究チームは29日までに、北海道の約1億1500万年前の地層で大規模な津波が繰り返された痕跡を発見したと発表した。樹脂の化石である琥珀が特徴的な形で大量にあり、樹脂が固まりきる前に津波で海に流れ込んだ形跡と判断した。
 津波堆積物は地層として残りにくい上、洪水など他の自然現象による堆積物と区別するのが難しく、1万年前より古い津波の痕跡を見つけるのは非常に難しいという。久保田彩研究員(層序学)は「琥珀が津波の指標の一つになることが示せた」と話した。
 チームは、当時海だった北海道中川町の採石場で、陸地から流れ込んだ泥や砂が海底に堆積してできた地層を調べた。
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