[2025_05_27_03]福島除染土、官邸で再生利用 政府決定(日経新聞2025年5月27日)
 
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福島除染土、官邸で再生利用 政府決定

 18:23
 政府は27日、東京電力福島第1原子力発電所の事故後の除染作業で生じた福島県内の土壌を、首相官邸で再生利用する方針を決めた。全閣僚が参加する会議で取りまとめた。実証実験を除いた再生利用は全国で初めてで、政府が先行事例を作る。
 花壇で使うことを想定している。官邸で除染土を利用する時期や量は今後詰める。環境省が定期的に周辺の放射線量を測定し、結果を公表する。
 除染土は福島県の双葉町と大熊町の中間貯蔵施設で保管されている。2045年3月までに県外で最終処分を完了する必要があり、再生利用の推進が課題だった。政府は夏ごろまでに最終処分に向けた当面5年程度の工程表をまとめる。
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