[2025_05_19_05]益田「核のごみ」最終処分場「文献調査請願白紙」市長勧告(NHK2025年5月19日)
 
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益田「核のごみ」最終処分場「文献調査請願白紙」市長勧告

 18:01
 いわゆる「核のごみ」の最終処分地の選定をめぐり、島根県益田市の経済関係者で作るグループが、「文献調査」への応募を求める請願書を市議会に提出する方針を白紙にしたことについて、山本市長は今後の検討そのものをやめるよう、勧告しました。
 その上で、「決して脅してやめさせるつもりはない」と述べ、請願の権利を妨げることにはならないという認識を強調しました。
 益田市の経済関係者で作るグループは、原子力発電に伴って発生する、高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、市議会に対し、第1段階となる、「文献調査」への応募を市に働きかけるよう求める請願書の提出を検討していました。
 しかし、県の反対意見が強いなどとして、いったん、白紙にする方針を決めました。
 これについて山本市長は19日、会見を開き、グループの代表を務める、益田商工会議所の松永和平会頭と午前中、市役所で面会したことを明らかにしました。
 そして、「市が二分されたり、風評被害が出たりするのは避けられない」と述べ、松永氏に対し、今後の検討そのものをやめるよう、勧告したということです。
 その上で、「決して脅してやめさせるつもりはない。最終的には、グループが判断することだ」と述べ、勧告が、請願の権利を妨げることにはならないという認識を強調しました。
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