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[2025_05_09_03]六ヶ所発技術具体化へ 核融合中性子源 欧州計画に日本参入(東奥日報2025年5月9日) | ![]() |
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04:00 文部科学者は8日までに、欧州の「核融合中性子源」計画に日本が参画すると発表した。計画では、核融合炉の構造材料開発に向けた施設の建設がスペインで進む。施設で使う技術の一部は量子科学技術研究開発機構(QST)六ヶ所フュージョンエネルギー研究所(六ヶ所村)で開発中で、核融合発電の実現に向けた同村発の技術が、日本を含む国際協力で具体化されることになる。 文科省によると、計画では高エネルギーの中性子をつくる施設「中性子源」を提供し、試験をして、核融合炉の設計や許認可、建設、安全運転に必要なデータを得ることを目標にしている。同研究所で開発が進む「IFMIF原型加速器」の知見が施設の一部に活用される。 建設予算は総額7億ユーロ(約1100億円)で、日本は5%程度を負担予定。2022〜33年が建設期で、34〜53年が運用期となる。参画に向けた協力覚書の署名式を、日本で12日、スペインで19日に行う。 中性子源は日本国内でも整備構想があり、引き続き検討が進められるという。 (新村菜穂) |
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KEY_WORD:核融合炉_: | ![]() |
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