[2025_05_01_02]松本市の上空に突然爆音 市民の空港が…オスプレイ着陸で揺らいだ平穏(信濃毎日新聞2025年5月1日)
 
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松本市の上空に突然爆音 市民の空港が…オスプレイ着陸で揺らいだ平穏

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 3月25日に米海兵隊の輸送機MV22オスプレイが県営松本空港(松本市)に緊急着陸してから1カ月余。突然の軍用機飛来は住民らに衝撃と不安を与えた。その一方で米軍は着陸の原因などの詳細を説明せず、防衛省にも情報開示を米軍に強く求める姿勢は見られない。日本は80年前の敗戦で米国の占領下に置かれ、独立回復後も従属的な立場が続く。そうした中で基本的人権や「知る権利」、地方自治など、日本国憲法が保障する権利が軽んじられてはいないか。空港周辺の住民の思いや緊急着陸以降の行政の動きをたどり、憲法の意義を考える。

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 ボルボルボル…。3月25日午後3時ごろ、松本空港の南東400メートルほどのリンゴ園で剪定(せんてい)作業をしていた松本市笹賀の岩垂政一郎さん(78)は、聞き慣れない音に思わず手を止めた。普段から空港周辺を飛ぶヘリコプターとは明らかに(後略)
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