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[2025_03_29_02]柏崎刈羽原発で相次ぐ電話故障の謎…アンテナ交換時の検査未実施2件判明、古いマニュアル参照か「なぜ報告が上がらなかったのか」も原因究明へ(新潟日報2025年3月29日) | ![]() |
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11:02 新潟県の東京電力柏崎刈羽原発で昨年11月から故障が相次いでいる衛星電話について、東電は3月27日、過去に通信用アンテナを交換した際、必要な検査が行われていなかった事案が2件あったことを明らかにした。同原発の稲垣武之所長は同日の定例記者会見で「担当者は同型品との交換なら検査は不要とする古いマニュアルを参照していたと推察される」と説明した。 柏崎刈羽原発では、緊急時の連絡用に5号機と7号機に設置されている衛星電話の故障が、昨年11月から今年1月にかけて計4回発生した。東電は原因究明のため、工事記録を調査。2023年1月と8月に、5号機内の緊急時対策所に設置されたアンテナが故障し、同型の予備品と交換した際、作業が適切に行われたか確認する「使用前事業者検査」が実施されていなかったことが判明した。 マニュアルの改定で、23年1月の故障前に交換時の検査が必要となっていた。稲垣所長は「交換と改定の時期が近く、混乱が生じたのではないか」と述べた。 当該の2件については、発電所内で設備の故障などがあった際に対応状況などを記す報告書も作成されていなかった。稲垣所長は「この件について、なぜ報告が上がらなかったのか原因を究明し、報告の仕組みも含めて改善していきたい」と話した。 |
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KEY_WORD:柏崎-衛星電話故障-追加検査対象_:KASHIWA_: | ![]() |
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