[2025_03_28_09]松本空港にオスプレイ緊急着陸 阿部知事 再発防止など要請(NHK2025年3月28日)
 
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松本空港にオスプレイ緊急着陸 阿部知事 再発防止など要請

 11:55
 アメリカ海兵隊の普天間基地に所属するオスプレイが松本空港に緊急着陸した事態を受けて、阿部知事は28日、防衛省の担当者と面会し、アメリカ軍に対し再発防止などを求めるよう要請しました。
 松本空港では今月25日、アメリカ海兵隊の普天間基地に所属するオスプレイ1機が緊急着陸し、けが人などは出ませんでしたが滑走路が一時閉鎖され、一部の旅客機が欠航するなどの影響が出ました。
 今回の事態について、阿部知事は28日、県庁を訪れた防衛省北関東防衛局の森浩久局長などから説明を受けました。
 このなかで森局長は、アメリカ軍からの情報として「機体の点検を促す警告灯が点灯したため、安全確保の手段として着陸した」などと説明しました。
 また、緊急着陸の翌日に別のオスプレイ1機が機材運搬のために松本空港に着陸したことについて、県の要請を受けて防衛省がアメリカ側に懸念を伝えたものの、「迅速に機体を移動させるために必要な措置だ」と説明されたことなども明らかにしました。
 これに対し阿部知事は「こうした事態が頻繁に起こることはあってはならないことだ」と述べ、アメリカ軍に対し安全管理や再発防止を求めることや今回の事態の原因を明確にし、詳細な情報提供を徹底することなどを求める防衛大臣宛ての要請書を手渡しました。
 面会のあと、森局長は報道陣の取材に応じ「原因など新たな情報があれば県に伝えたい」と話していました。
 一方、午後には、森局長が松本市の臥雲市長とも面会し、説明を行いました。
 臥雲市長は「空港周辺の住民に不安を与えたことは遺憾だ」などと述べたうえで、詳しい経緯と原因の速やかな公表やアメリカ軍に対し再発防止などを求めるよう要請しました。
 面会のあと、森局長は報道陣の取材に応じ「松本市の要請はしっかりと本省に伝えたい。アメリカ側から新たな情報が得られたら速やかに県や市に伝えていきたい」と話していました。
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