[2025_03_18_04]浜岡原発2号機 原子炉解体始まる 国内の商業用原発で初めて(NHK2025年3月18日)
 
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浜岡原発2号機 原子炉解体始まる 国内の商業用原発で初めて

 12:48
 中部電力は廃炉を進めている静岡県御前崎市の浜岡原子力発電所2号機で、原子炉の解体工事を開始したと発表しました。
 商業用原発で原子炉の解体が始まるのは国内で初めてです。
 浜岡原発の1号機と2号機は全国の商業用の軽水炉としては初めて、2009年から廃炉作業が始まり、これまでに核燃料を取り出したり、タービンなど原子炉の周辺設備の解体撤去を進めてきました。
 中部電力によりますと、17日から2号機の原子炉の解体工事に着手し、原子炉圧力容器の上ぶたをクレーンで持ち上げて取り外したということです。
 商業用原発で原子炉の解体が始まるのは国内で初めてです。
 今後は大型の切断装置を使って、圧力容器や原子炉格納容器の解体を進めるということです。
 中部電力は1、2号機ともに2035年度までに原子炉の解体を終え、原子炉建屋の解体撤去などを含めた廃炉の完了は2042年度を予定しています。
 廃炉にかかる費用は1号機が約379億円、2号機が約462億円を見込んでいるということです。
 一方、1、2号機の廃炉によって、金属やコンクリートなどの放射性廃棄物が約2万トン発生すると見られていますが、処分先は決まっていません。
 中部電力は「廃棄先が決まるまでの間、建屋内で安全に保管する」としています。
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