参照元
東通原子力発電所の運転停止 東北電力「重く受け止めている」
　17:28
　東日本大震災のあと運転を停止している東通原子力発電所について、東北電力は13日の定例会見で「再稼働できていない状況を重く受け止めている」と述べました。
　東日本大震災から14年がたったことを受け、東北電力青森支店の下屋敷聡支店長は、13日の会見で「電力の安定供給や地域の復興に当社としても懸命に取り組んでいきたい」と述べました。
　その上で運転停止が続く東通原発について「地元からは再稼働を望む声が寄せられている中、応えることができていない状況を重く受け止めている」と述べました。
　東通原発は東日本大震災の1か月前に定期検査に入り、震災のあとは東京電力・福島第一原発の事故を受けて設けられた新たな規制基準に基づく国の審査が続いてるため運転を停止しています。
　東北電力はことし9月末ごろに再稼働に向けた安全対策工事の完了時期を示すとしていて、下屋敷支店長は「火山の審査に対応している最中だが、1日でも早くプラント審査の準備を終えたい」と述べて早期の再稼働に向けて取り組む考えを改めて示しました。