[2025_02_01_07]柏崎刈羽原発、通信機器が故障 規制庁の追加検査対象に(日経新聞2025年2月1日)
 
参照元
柏崎刈羽原発、通信機器が故障 規制庁の追加検査対象に

 00:09
 東京電力ホールディング(HD)は31日、柏崎刈羽原子力発電所7号機(新潟県)の中央制御室の衛星電話が故障したと発表した。今回を含めて保安規定を逸脱する事案が2024年11月以降で4回発生し、原子力規制庁の追加検査の対象となる可能性が出てきた。
 規制庁は発電所に常駐する検査官の定期検査とは別に、重大な事象に対して追加検査を行う。保安規定からの逸脱が1年間で4回確認されると対象になる。規制庁が事業者へのヒアリングなどを経て実施するかどうかを判断する。
 7号機に1台ある所内連絡用の衛星電話が故障した。無線など他の通信手段を確保して、発電所の安全に影響は無いとしている。保安規定では安全機能の確保に必要な機器の台数を定めている。7号機の中央制御室では1台が動作可能な状態でなければならないが、増設作業を進めるなかで故障が発生した。
 同発電所内では24年11月以降に緊急連絡用の衛星電話の故障が3件起きており、いずれも保安規定から逸脱したと判断されていた。
KEY_WORD:柏崎-衛星電話故障-追加検査対象_:KASHIWA_: