[2024_12_26_02]福島第1原発デブリ、2025年春に2度目採取へ 東電発表(日経新聞2024年12月26日)
 
参照元
福島第1原発デブリ、2025年春に2度目採取へ 東電発表

 19:18
 東京電力ホールディングス(HD)は26日、福島第1原子力発電所2号機の溶融燃料(デブリ)の試験取り出しについて、2025年3〜4月をメドに2度目の採取に着手すると発表した。前回使用した釣りざお式の装置を用い、初回のおよそ0.7グラムと同程度の回収をめざす。
 11月に取り出したデブリは現在、国の研究機関で成分の分析などを進めている。
 廃炉の責任者を務める小野明・執行役副社長は26日の記者会見で「複数個確保できれば情報が増え、原子炉内の状況の知見の拡大につながる」との考えを示した。
 試験取り出しを巡っては、カメラの不具合で作業を中断した経緯がある。カメラを交換し、11月に採取を完了したが、故障原因は現在も分かっていない。東電は引き続き原因究明を進めている。
KEY_WORD:廃炉_:福1_デブリ回収_:FUKU1_: