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[2024_08_14_01]3グラムでも正念場 燃料デブリ初の取り出しへ 福島第1原発(毎日新聞2024年8月14日) | ![]() |
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参照元
08:00 東京電力は8月下旬にも、福島第1原発の溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の初の試験取り出しを2号機で始める。試験取り出しはトラブルなどで3回延期され、当初計画から約3年遅れている。燃料デブリの回収は、30〜40年かかるとする廃炉の最難関で、作業は正念場を迎える。 国が定める福島第1の廃炉の工程表では、取り出し作業に着手すれば成否にかかわらず最終段階の「第3期」に入る。ただ成功しても、今回採取するのは最大3グラムだけだ。燃料デブリは1〜3号機で計約880トンあると推計され、廃炉への道のりは依然として長い。 試験取り出しに使うのは、伸縮性のパイプでできた釣りざおのような装置だ。当初はロボットアームを使う予定だったが、性能が不十分だったため変更した。 燃料デブリの一部は、格納容器内にある、圧力容器の土台(ペデスタル)の中に落ちているとみられている。19年の格納容器の内部調査で、ペデスタル内に挿入した釣りざお装置で小石状の堆積(たいせき)物に触れたところ、堆積物が動いたことが確認できた。 東電は今回も同じ場所を狙う。まず、作業員がパイプを使って装置の「さお」に当たる部分を格納容器内へ押し込む。ペデスタル上部から電動でケーブルを垂らし、先端に付いた器具で燃料デブリをつかみ、格納容器外へ取り出す。(後略) |
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KEY_WORD:廃炉_:FUKU1_: | ![]() |
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