[2026_01_05_01]「ちょっとあり得ない」規制庁憤り 再稼働への道さらに険しく 審査不正の浜岡原発(産経新聞2026年1月5日)
 
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「ちょっとあり得ない」規制庁憤り 再稼働への道さらに険しく 審査不正の浜岡原発

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 中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働審査が長期化する中、基準地震動の策定過程で発覚した「不正行為」。同原発は南海トラフ巨大地震の想定震源域直上に立地する。津波対策で防潮堤のかさ上げを繰り返し、一度クリアした審査で出直しを余儀なくされる可能性も浮上し、再稼働への道はさらに険しくなった。

 「ちょっとあり得ない話だ。事業者への信頼が根底から覆される。適格性が疑われる事案だ」。原子力規制庁幹部は5日、中部電の発表を受け憤った。別の規制庁職員は「基準地震動の審査は白紙。今のまま続けるのは厳しい」と指摘した。
 中部電にとって浜岡原発は唯一の原発で、東京電力福島第1原発事故後の平成23年5月、当時の菅直人首相の要請で運転を停止。既に廃止が決まっていた1、2号機の廃炉作業を進める一方、中部電は26〜27年、3、4号機の再稼働審査を原子力規制委員会に申請した。
 耐震設計の目安となる「基準地震動」の審査では、最大1200ガル(5号機周辺は2094ガル)とする方針で、規制委は令和5年9月に「おおむね了承」とした。
 規制委は、これを踏まえ施設の設計審査を進めていた。今回の問題で想定が見直される事態となれば、議論の前提が崩れ、やり直しとなる可能性がある。
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