[2025_10_10_09]東京電力 柏崎刈羽原発1号機2号機 廃炉の検討始める方針固める(NHK2025年10月10日)
 
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東京電力 柏崎刈羽原発1号機2号機 廃炉の検討始める方針固める

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 東京電力は、新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所の1号機と2号機について、廃炉にする検討を始める方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。16日にも、新潟県側に伝える見通しで、柏崎刈羽原発で廃炉の具体的な方針が示されるのは初めてです。

 東京電力は、柏崎刈羽原発について、国の審査に合格した6号機と7号機のうち、優先して準備を進めている6号機の早期の再稼働を目指しています。
 一方、地元の柏崎市は、事故が起きた際のリスクを下げるため、再稼働に同意する条件の1つとして、7基ある原発のうち、1号機から5号機の1基以上を廃炉にするよう求めています。

 こうした地元の要望などを受け、東京電力は、1号機と2号機について、廃炉にする検討を始める方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。
 検討の背景には、1号機は営業運転を始めてから40年、2号機は35年がたち、老朽化しているほか、再稼働するために必要な安全対策に、多額の費用が見込まれることがあるということです。

 10月16日にも、東京電力の小早川智明社長が新潟県議会に出席し、県側に、こうした方針を伝える見通しです。
 一方、東京電力が目指す柏崎刈羽原発6号機の再稼働をめぐっては、地元の同意が焦点となっていて、新潟県の花角知事は、10月末以降にみずからの判断を示すとしています。
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