| [2025_09_03_06]レールは厚さ3ミリまで腐食していた 常識覆す「腹部」劣化脱線事故スクープ写真に新聞協会賞(北海道新聞2025年9月3日) | 
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 16:47 2025年度の新聞協会賞に、北海道新聞函館報道部写真映像課の野沢俊介記者(41)が撮影した「『JR貨物脱線事故 破断した腐食レール』のスクープ写真」が選ばれた。昨年11月に渡島管内森町のJR函館線で発生した脱線事故で、取材で得た情報を基に、厚さがほぼ失われたレールの断面を捉えた。写真は事故原因の核心に迫り、検査で重要視されてこなかったレールの上部と下部をつなぐ「腹部」の劣化に、警鐘を鳴らす一枚となった。JR北海道ではその後も保線トラブルが相次いでおり、鉄路の安全が確保されているか今後も報じ続けていく。 写真:撤去作業で運ばれる腐食したレール。作業員が手を放した一瞬、破断したレールを正面から捉えることができた=2024年11月17日午前10時40分、森町富士見町 レールの断面は「工」の形状で、車輪と接する頭部と土台の底部をつなぐ「腹部」で構成される。今回の写真は腹部が腐食し、厚さが通常の15ミリから3ミリにまで極度に細った異常性を明確に伝えた。 脱線事故は2024年11月16日午前1時40分ごろ、森町富士見町の函館線森―石倉間にある鷲ノ木道路踏切を起点に発生した。21両編成の貨物列車の計5両が脱線し、最後部の1両は列車本体から約30メートル分離。踏切内のレール1本が1メートル以上にわたって破断した。 (後略)  | 
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