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[2025_07_30_06]「遠地地震」3つの特徴 広範囲に到達、長く繰り返す波 気象庁「1日程度以上は警戒を」(産経新聞2025年7月30日) | ![]() |
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16:18 ロシア・カムチャツカ半島南東部の沖合で30日午前に発生した大地震のように、沿岸から遠く離れた場所で起きた地震は「遠地地震」と呼ばれる。体で感じる揺れが小さいので油断しがちな一方、長時間かけて大きな津波が押し寄せる恐れもあるため、気象庁は「警報が解除されるまでは沿岸近くへ行かないで」と呼び掛けている。 気象庁は国外でマグニチュード(M)7以上の大規模地震が起き、国内で著しい被害が生じる可能性がある場合、遠地地震として発表。30日にロシアのカムチャツカ半島沖で発生した地震は根室半島から1500キロ以上離れ、津波到達予測は1時間半以上後だった。 遠地地震の特徴として気象庁は、@非常に広範囲に到達するA一つの波が長く、長時間繰り返すB海底地形などの影響で複雑に反射・屈折し、第1波以降にも高い波が起こり得る−としている。 今回の津波では、一つの波で潮位が上下するのに1時間程度かかっていた。日本近海で起きる地震の場合、通常は10〜15分程度だという。 1952年に今回と同じ地域で起きた地震で、岩手・久慈港で最大1メートルの津波を観測したのは発生から約9時間後。気象庁は警戒が必要な期間として「1日程度以上」との見通しを示している。 遠地地震を巡っては60年5月、日本から1万7千キロ離れたチリ南部沖でマグニチュード(M)9・5の観測史上最大の地震が発生。日本の太平洋岸には発生22時間半後に到達し、北海道から九州まで津波高2〜4メートル、三陸沿岸では最大6メートルを観測し、100人以上の死者、全壊家屋3千棟近くの被害が出た。 30日に記者会見した気象庁の清本真司・地震津波対策企画官は「思わぬところで高い津波が観測されることがある」と話した。 |
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KEY_WORD:カムチャッカ地震-津波_:KAMUCHATUKA-2025_: | ![]() |
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