[2025_07_10_08]規制委報告書に 記載ミス13カ所 23、24年度分(東奥日報2025年7月10日)
 
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規制委報告書に 記載ミス13カ所 23、24年度分

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 原子力規制委員会は9日の定例会合で、原子力施設の審査や検査など活動内容を国会に報告する「年次報告」で、2023年度分と24年度分に計13カ所の記載ミスがあったと公表した。「放射性同位元素」を「放射線同位元素」と誤記したほか、前年度の表をそのまま記載した箇所もあった。
 内部からの指摘で発覚。すでに閣議決定を経て国会に報告されており、修正の手続きを進める。伴信彦委員は「事業者の書類不備を厳しく言っている立場として恥ずかしい」と述べ、具体的な再発防止策が必要だと指摘した。
 また規制委は、三菱電機電子通信システム製作所(兵庫県)から24年度の検査手数料2万5100円を徴収していなかったと公表。担当者が施設が廃止されたと誤認したためで、今後請求する。規制委では今年2月にも、中部電力とリサイクル燃料貯蔵から規定よりも少ない手数料を徴収するミスがあったと発表している。
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