[2025_06_06_07]東海第二原発の火災 “ケーブルどうしの接続不十分が原因か”(NHK2025年6月6日)
 
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東海第二原発の火災 “ケーブルどうしの接続不十分が原因か”

 18:55
 先月、東海第二原子力発電所の原子炉建屋の地下で起きた火災について、日本原子力発電は、ケーブルどうしの接続が不十分だったため、部品が発熱したことが原因だと推定されると発表しました。
 茨城県東海村にある東海第二原発では、先月30日、原子炉建屋の地下で溶接作業をしていたところ、機器につないでいたケーブルから高さ50センチほどの火が出ました。
 日本原電が原因を調べた結果、溶接に使われる機器のケーブルと延長ケーブルとをつなぐ部品の接続が不十分なまま溶接作業をおこなったため、部品の内部が発熱して火災になったと推定されるということです。
 また、当時、現場にいた作業員は接続部分を確認した際、不十分な状態だったにも関わらず「正しくつながっている」と認識し、作業にあたった可能性があるということです。
 日本原電はこの結果を6日、県や東海村などに報告したということで、今後、具体的な再発防止策をまとめることにしています。
 東海第二原発では、ことし2月に中央制御室の制御盤から炎と煙が出るなど、火災が相次いで起きていて、原子力規制委員会の山中伸介委員長は4日の会見で「火災の件数が非常に多く、問題視している」と指摘していました。
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