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[2025_05_26_05]地球内部の水とマグマの3次元マッピングに成功、東大が明らかにした地震との関連性(ニュースイッチ2025年5月26日) | ![]() |
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参照元
04:00 東京大学の岩森光教授らは、地震や火山活動に関わる地球内部の水とマグマの3次元(3D)マッピングに成功し、マグマと水、地震の関連性を明らかにした。地震波と電流の伝わり方を同時に解析し、地下のどこにどれだけマグマが存在するかを地震や火山、温泉との位置関係とともにイメージングした。マッピングを広域展開することで、火山噴火や地震発生の中長期評価に役立てられる。 研究チームは、東北地方中央部で地震波速度と電気伝導度を詳細に観測。これらを統合解析し、地下深部の岩質、水とマグマの種類や量比、連結度などの空間分布を高確度でマッピングした。従来は種類の識別や定量は困難だった。 これにより、2008年の岩手・宮城内陸地震直下の深さ10キロ―20キロメートルの領域は水が多く、その下の深さ40キロメートルまでの領域では火山・非火山地域を問わずマグマが広く分布することが分かった。 深部でマグマが冷却されて水を放出し、この流体圧が地震を誘起すると考えられる。水の圧力を計算すると、震源が集中する深さ5キロ―10キロメートル付近で水の圧力が周囲の岩石の圧力を上回っており、岩石が破壊しやすく地震が起こりやすい状態にあることが示された。 東京科学大学、東北大学、富山大学、産業技術総合研究所、海洋研究開発機構との共同研究。 |
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KEY_WORD:石川県能登_地震頻発_:IWATEMIYAGI_: | ![]() |
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