[2025_05_17_02]滞在1カ月、三沢の米爆撃機帰投か(東奥日報2025年5月17日)
 
参照元
滞在1カ月、三沢の米爆撃機帰投か

 09:00
 米軍三沢基地に4月中旬から展開していた米軍のB1B戦略爆撃機4機が、米本土の所属基地に戻ったとみられることが16日分かった。B1Bと運用部隊は具体的な滞在期間などを予告せず、一時的に米本土以外の場所に展開するBTF(爆撃機任務部隊)として来日していた。
 三沢に滞在したB1Bは米テキサス州ダイエス基地所属。約1カ月の滞在中、航空自衛隊三沢基地など自衛隊との共同訓練もこなした。
 B1Bは今月12日にまず2機が姿を消した。残る2機は15日朝、ごう音を響かせて、霧に包まれた三沢基地を飛び去った。三沢市には同日夕、東北防衛局から「B1Bが離陸したことを確認した。現時点で三沢基地内に駐機されていない」と連絡があった。
 米軍側は東奥日報の取材に対し「作戦上の理由から、現時点で日本でのBTFに関する議論は差し控える」と答えた。BTFは欧州などでも行われているが、日本国内が展開先となるのは今回が初めてとみられる。
 任務には「現地での展開実績を積み、部隊が飛行場に慣れる」という目的があり、B1Bが再び三沢基地に飛来する可能性がある。
 4月下旬には三沢空港の滑走路上でB1Bが着陸後に立ち往生し、民間機が欠航するトラブルがあった。
KEY_WORD:墜落落下事故_: