[2025_05_16_03]青森 建設中の大間原発 地震めぐる想定“おおむね妥当”規制委(NHK2025年5月16日)
 
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青森 建設中の大間原発 地震めぐる想定“おおむね妥当”規制委

 19:14
 青森県で建設中の大間原子力発電所について、原子力規制委員会の審査会合が開かれ、事業者の電源開発が、想定される最大の地震の揺れを申請当初のおよそ1.5倍に引き上げると説明しました。規制側はおおむね妥当だとして、今後は、施設の設計方針などの審査に入る見通しです。
 大間原発は現在建設中の原発で、2014年に稼働の前提となる審査を申請し、これまでは、地震についての審査で、下北半島の西部にある比較的大きな隆起の評価などに時間がかかり、申請から10年以上が経過しています。
 会合では、電源開発の担当者が、原発で想定される最大の地震の揺れについて、これまでの指摘や新たな知見などを踏まえ、申請当初の650ガルから957ガルと、およそ1.5倍に引き上げて対応することなどを説明しました。
 これに対して規制側は、おおむね妥当だとしました。
 大間原発は、使用済み核燃料を処理して取り出したプルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料だけでも運転が可能な原発で、今後は、施設の設計方針などの審査に入る見通しです。
 電源開発は、2030年度までに稼働することを目指しています。
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