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[2025_05_07_04]「地鳴り」実は空中発生? 京大准教授分析(東奥日報2025年5月7日) | ![]() |
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参照元
19:52 津軽地方で3日に確認された謎の「地鳴り」について、発生源は地下ではなく青森県日本海沖の空中と推測する見方が出ている。専門家は東奥日報の取材に対し、空中の発生源から震動が円心状に広がってきたのでは−とみる。ただ原因の特定には至っていない。謎は深まるばかりだ。 取材に応じたのは京都大学防災研究所の山田真澄准教授。現在の緊急地震速報システムに使われる震源決定の手法を開発した地震研究者で、各地で今回のような自然現象が起きた場合、独自に発生地点などの推計を行っている。 山田准教授は気象庁や防災科学技術研究所、弘前大学などの地震計データを基に、震動の到達時間などを集計。その結果、「何か」が発生したと推定される午前9時から最大24分かけて震動が円心状に広がり、北海道や北東北周辺まで伝わったと推測した。発生地点は青森県の日本海沖(深浦沖約数十キロ)の空中。青森県の東側の陸地から発生源を見上げた時、視線の方向と水平線がなす角度(仰角)は30度程度という。 発生源については、高速移動する物体がさらに速度を上げた際に起きる衝撃波では−などと見解。速度は超音速飛行機と同程度のマッハ2で、空気との摩擦で衝撃波を起こす流れ星「火球」よりも遅いとみている。岩木山の火山活動との関連も心配もされたが、同准教授は「もし噴火であれば震動は火山から広がる形になる」とし、因果関係なしと説明した。 「地鳴り」を巡っては3日、X(旧ツイッター)に複数寄せられ、インターネット上で大きな反響を呼んだ。弘前市の桜田宏市長は7日の定例会見で「市民の不安は解消されていない。原因について専門家に早期に究明していただきたい」と言及した。 山田准教授は推定結果を自身のホームページで公表している。 |
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KEY_WORD:青森県-津軽地方-謎の音_: | ![]() |
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