[2025_04_21_03]長野県北部を震源とする地震 今後の注意点は 専門家に聞く(NHK2025年4月21日)
 
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長野県北部を震源とする地震 今後の注意点は 専門家に聞く

 18:30
 今月18日夜に起きた県北部を震源とする地震では、大町市などで震度5弱の揺れを観測し、その後も震度1以上の地震が相次ぎました。
 専門家は今後も同程度の規模の地震が起きるおそれがあるとして、日ごろの備えを見直すよう呼びかけています。
 今月18日の午後8時19分ごろ長野県北部を震源とするマグニチュード5.1の地震があり、大町市と小川村、それに筑北村で震度5弱を観測したほか、県内の広い範囲で震度4から震度1の揺れを観測しました。
 震度5弱の揺れを観測した大町市内では、住宅14棟で屋根瓦が落下したほか、市道ののり面の石積みが崩れ落ちたり、国の重要文化財に指定されている木製の仏像が倒れ頭部が破損したりする被害が出ました。
 県によりますとこの地震でけがをした人や建物の大規模な損壊は確認されていません。
 今回の地震について信州大学防災教育研究センターの廣内大助センター長は、震源の周辺には国内で有数の規模の「糸魚川ー静岡構造線断層帯」があり、これに関連した断層が動いた可能性があると指摘しています。
 今後の地震活動について廣内センター長は「普通に考えれば徐々に終息していく可能性は高いと思っているが、少し大きめの地震が起きるとそれと同程度の地震が起きる可能性もある。今後の余震には十分注意してほしい」と話しています。
 その上で「今回の地震をきっかけに、家庭でどう避難するかや避難所ではどう行動するかなどについて改めて考えることが必要だ」などとして、これを機に日ごろの備えを見直してほしいと呼びかけています。
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