[2025_04_10_04]「花角英世知事は問題を矮小化」…柏崎刈羽原発巡る県民投票、市民団体が意見表明に反論 条例制定求めるのは「権利行使」(新潟日報2025年4月10日)
 
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「花角英世知事は問題を矮小化」…柏崎刈羽原発巡る県民投票、市民団体が意見表明に反論 条例制定求めるのは「権利行使」

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 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票条例案に花角英世知事が意見表明したことを受け、条例制定を直接請求した市民団体が9日、県庁で会見を開いた。条例案が求めるのは投票による「主権者としての権利行使だ」と主張し、知事は意見の幅の問題に矮小(わいしょう)化していると批判した。
 市民団体は14万3千人超の有効署名を集めた「柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会」。会見には請求代表者ら6人が出席し、知事意見で挙げられた課題について反論した。
 知事が「二者択一では県民の多様な意見を把握できない」としている点に関し、政府から知事に求められているのも再稼働要請に同意するか否かの二者択一だとし、「自分たちの意思を表明するためにも、選択肢は二択が望ましい」と強調した。(中略)
 会見で同会世話人の水内基成弁護士は「知事は意見の中で明確な賛否は示していないが、議員が否定的な意見だと受け止め、投票行動に影響するのが心配だ」と懸念。
 16日に始まる県議会臨時会では「議員一人一人が信念に基づいて議論、判断してほしい」と求めた。
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