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[2025_01_17_01]県内の内陸の活断層も地震のおそれ 防災の専門家が呼びかけ(NHK2025年1月17日) | ![]() |
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参照元
19:15 県内(静岡県内)は南海トラフの巨大地震のリスクだけでなく、内陸にも地震が起きる切迫度が最も高い「Sランク」とされている活断層が2つあります。 防災の専門家は「いつ起きるかわからないという前提で、この機会に常日頃の備えを確認してほしい」と呼びかけています。 30年前の阪神・淡路大震災を受けて、政府は全国の活断層帯のうち長さがおおむね20キロを超え地震が起きると社会的に大きな影響が出る活断層帯を重点的に調べ、今後30年以内に地震が発生する確率などリスクを評価していて、ことし1月1日時点の評価が公表されました。 地震発生の切迫度は4つのランクに分けられ、確率が3%以上は最も高い「Sランク」とされています。 全国114の主要な活断層帯のうち、ことし1月1日の時点で「Sランク」が含まれるのは32で、県内では、富士宮市から富士市、静岡市清水区のほぼ南北に伸びる「富士川河口断層帯」と、神奈川県の山北町から静岡県の小山町、御殿場市付近に至る「塩沢断層帯」の2つの活断層帯があります。 また「Sランク」のうち確率が8%を超え、阪神・淡路大震災の発生前より切迫度が高くなっているのは全国に8つあり、県内では「富士川河口断層帯」が含まれています。 こうした地震のリスクに関する情報をどう受け止めればよいかについて、防災情報に詳しい東京大学大学院の関谷直也教授は「活断層に関する情報や南海トラフ地震臨時情報などさまざまな情報が出るようになったが、100年近く研究が続けられてきても、予知できないというのが今の知見だ。それぞれの情報をきちんと理解しつつも、いつ起きるかわからないものという前提で対策を取っていくことが必要だ」と指摘しました。 その上で、「私たちはついつい、災害のことを意識しないで生活している。それでも30年となった阪神・淡路大震災など、過去の災害を振り返る機会がある。そのときだけでも思い出して、常日頃の備えを確認してほしい。その積み重ねがいざというときの減災につながる」と呼びかけました。 |
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KEY_WORD:阪神-大震災30年_:HANSHIN_: | ![]() |
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