[2024_12_24_03]泊原発3号機 審査会合の議論事実上終了 規制委が合否判断へ(NHK2024年12月24日)
 
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泊原発3号機 審査会合の議論事実上終了 規制委が合否判断へ

 17:11
 北海道電力が再稼働を目指す、泊原子力発電所3号機に関する原子力規制委員会の審査会合が24日開かれ、電力側が示した事故対策などが大筋で了承されました。審査の申請から11年余りたって会合での議論が事実上終了し、今後、規制委員会が審査に合格させるか判断することになります。
 北海道電力は、泊村にある泊原発3号機について、再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査を受けています。
 地震や火山など自然災害に関する審査はすでに終わっていて、24日、北海道電力が説明した、事故対策などについても委員などから特に異論は出ず、大筋で了承されました。
 北海道電力は、2013年7月に審査を規制委員会に申請しましたが、同じ時期に申請したほかの発電所がすでに再稼働する中、敷地内にある断層が活断層かどうかの評価などに時間を要していました。
 これで、申請から11年余りがたってすべての審査項目についての説明が終わり、審査会合での議論が事実上、終了したことになります。
 北海道電力は今後、これまでの地震や津波の想定に関する審査の内容を踏まえて原発の設計内容などを修正し、規制委員会に提出することにしていて、規制委員会は提出された書類やこれまでの審査内容を踏まえて審査に合格させるか判断することになります。
 審査に合格した場合も、実際の再稼働には、地元への説明や発電所での現地調査などが必要になります。
 北海道電力は、再稼働に向けて新たな防潮堤の建設工事を進めていて、2027年3月までに完成させることを目指す方針を示しています。
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