[2024_12_09_04]運転停止から約13年…島根原発2号機再稼働の道のり 福島事故受けた新規制基準踏まえた安全対策対応(さんいん中央テレビ2024年12月9日)
 
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運転停止から約13年…島根原発2号機再稼働の道のり 福島事故受けた新規制基準踏まえた安全対策対応

 19:00
 12年11か月ぶりに稼働した島根原発2号機。これまでの動きをまとめました。
 島根原発2号機が運転を停止したのは2012年1月。その後中国電力は、再稼働を目指し、2013年12月に原子力規制委員会に安全対策の審査を申請。福島第一原発事故後に強化された規制基準を満たすため、新たな安全対策を講じてきました。
 原子力規制委員会:
 何か問題が起こるかもしれないから、無いことにするという発想が出てくること自体どうかしているんじゃないか。

 規制委からの厳しい指摘を受けながら、津波対策の高さ15メートルの防波壁や、浸水を防ぐ厚さ約25センチの水密扉を設置するなど、安全対策工事を進めてきました。そして7年9か月に及ぶ審査の末…。

 原子力規制委員会・更田委員長:
 正式に合格とする。

 2021年9月、規制委の安全審査に正式合格。その後の焦点は、地元自治体が同意するかに移りました。

 松江市・上定市長:
 新規制規準にかかる安全対策の事前了解については、了解することといたします。

 鳥取県・平井知事:
 再稼働を全面的に無条件にOKするというものではない。私たちが求めたいのは「安全」というその一点。

 島根県・丸山知事:
 島根原発2号機の再稼動については、現状においてはやむを得ない。容認することといたします。

 2022年6月までに地元同意が出揃い、再稼働に向けてさらに動きが本格化。2024年10月に安全対策工事が終わり、11月には原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷」を行うなど、中国電力は最終的な準備を進めた末の7日に再稼働を迎えました。
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