[2024_11_08_04]志賀原発2号機、能登地震で建屋に隙間か 放射性物質の漏えいは確認されず(産経新聞2024年11月8日)
 
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志賀原発2号機、能登地震で建屋に隙間か 放射性物質の漏えいは確認されず

 21:30
 北陸電力は8日、石川県志賀町の志賀原発2号機(停止中)で、原子炉建屋の壁をふさぐパネル状の装置に最大5センチ程度の隙間を確認したと発表した。元日の能登半島地震の影響でパネルを固定するクリップが変形したことが要因とみており、一時的に隙間ができる状態となっていた。放射性物質の漏えいは確認されていないとしている。
 北陸電によると、パネルは原子炉に異常が起きて建屋内の圧力が高くなった際に、自動で開いて圧力を下げる。通常時は建屋に密着している。
 7日に点検で送排風機を停止したところ、建屋の北東側の壁にある約4メートルのパネル上部に隙間が生じた。送排風機の停止で建屋内の圧力が高まり、パネルが外側に傾いたとみられ、点検後に稼働させると隙間が閉じた。
 送排風機の点検は元日の地震以降、11回実施していたが、パネル部分は点検対象外だった。一方、パネルを点検した際は送排風機が作動していたため隙間が生じず、変形に気付かなかった可能性がある。隙間が生じた時期は不明という。
 7日、別の業務に当たっていた協力会社作業員が隙間を発見した。北陸電が1、2号機の原子炉建屋とタービン建屋のパネルを全て調べた結果、ほかにも複数のクリップの変形を確認した。「速やかに予備品と交換する」と説明している
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