[2024_10_29_01]再稼働へ審査進む浜岡原発 防波壁かさ上げ含め検討 中電社長(NHK2024年10月29日)
 
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再稼働へ審査進む浜岡原発 防波壁かさ上げ含め検討 中電社長

 21:12
 静岡県にある浜岡原子力発電所の再稼働の前提となる審査で、想定される津波の高さを25.2メートルとする評価が「おおむね妥当」と判断されたことを受け、中部電力の林欣吾社長は現在の防波壁の高さを超えることから壁のかさ上げも含め対応を検討していることを明らかにしました。
 静岡県御前崎市にある浜岡原発の3号機と4号機は再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査が続いていて、今月11日には想定される津波の高さを25.2メートルとする中部電力の評価について「おおむね妥当」とする判断が示されました。
 これについて、中部電力の林社長は29日の記者会見で「我々にとって1つの通過点だ。1日でも早く次の審査に進みたい」と述べました。
 そのうえで、想定される津波の高さが浜岡原発に整備された防波壁の高さ22メートルを3メートルあまり上回っていることについて、「壁のかさ上げも含めいろいろな予測やシミュレーションをしながら検討している。今後の審査の中で対策をどうするか決定していくことになる」と述べました。
 一方、中部電力は29日、今年度の中間決算も公表し、最終利益は1469億円と昨年度の同じ時期に比べて52.8%減少しました。
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