[2024_04_18_01]あと0.2で…南海トラフ地震の臨時情報とは「事前避難への関心を高めよう」【愛媛】 (テレビ愛媛2024年4月18日)
 
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あと0.2で…南海トラフ地震の臨時情報とは「事前避難への関心を高めよう」【愛媛】

 18:46
 豊後水道を震源にした17日深夜の地震のマグニチュードは6.6。もし6.8以上だったら愛媛で初めて「南海トラフ地震臨時情報」が発表されていたと見られます。
 この「臨時情報」は震源の想定エリアで「M6.8以上の地震」や「異常な地殻変動」が観測された時、30分以内に気象庁から発表されます。
 この時点の臨時情報は「調査中」。調査を始めたことを知らせるのみで、テレビなどは、すぐに地震情報の特別番組に切り替わります。
 そして結果は最短で2時間後に発表され、巨大地震に「警戒」や「注意」あるいは「調査終了」か示されるんです。
 「巨大地震警戒」は震源の想定エリアの半分が動いてM8クラスになった場合。「巨大地震注意」は一部割れのM7クラスだった時などにそれぞれ出されます。特に「警戒」が出た場合は、津波がすぐ押し寄せる海辺の住民や、介護が必要な高齢者らを対象に1週間程度、安全な場所へ「事前避難」が求められます。
 今回の地震では、マグニチュードがあと0.2大きかったら臨時情報が出されていたと見られます。ただ0.2違うとエネルギーが約2倍になり、実際には地震の規模に大きな隔たりがあります。
 臨時情報が発表されても1週間以内は、巨大地震が起きない可能性は過去のケースでも十分ありえます。長期的な避難に備え、水や食料の確保は全員する必要があるといいます。巨大地震が起こらない時間が長いほど発生が迫っている感覚を持たなくてはなりません。
 愛媛県は南海トラフ巨大地震で県内のほとんどの地域で震度6弱以上を想定。さらに津波は宇和海沿岸で9メートル以上、瀬戸内側で3メートル以上。この地震で最悪の場合死者は1万6000人が想定されています。改めて避難の意識を高めることが求められています。
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