| 戻る | ●2022年10月3日 東電 トリチウムを検知できない線量計で処理水の安全性を誇張 視察ツアーで | 戻る | 
| ※文中の赤色下線は当会(地震がよくわかる会)の加筆です。 | 
		 
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| ( 東京新聞 2022/10/03 ) | 
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| ( 東京新聞 2022/10/03 ) | 
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| ( 1 ) 東京新聞 2022/10/03 東電 トリチウムを検知できない線量計で処理水の安全性を誇張 視察ツアーで | 
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 東京電力が福島第一原発の視察者に、放射性物質のトリチウムが検知できないうえに、セシウムについても高濃度でないと反応しない線量計を使い処理水の安全性を強調する宣伝を繰り返していることが本紙の取材で分かった。専門家からは「処理水の海洋放出に向けた印象操作と言われても仕方ない」と批判が出ている。 
視察ツアーでは、放出基準の約15倍のトリチウムを含む処理水入りのビンにガンマ線のみを検出する線量計を当てて反応のない様子を示す。東電によると2020年7月から約1300団体・1万5000人に見せている。本紙は先月14日の取材時に説明を受けた。 担当者は、建屋の高濃度汚染水に含まれる放射性物質のうち、ガンマ線を発するセシウムなどは除去し、処理後の水は周囲の放射線量と同等になっていると説明したが、ベータ線用の測定器を使っていない以上は「線量計を反応させるほど高濃度のセシウムは含まれない」ことがいえるにすぎない。 東電は取材に「実演は、外部被ばくで人体に影響を及ぼすガンマ線が低減されていることを説明するのが目的。ベータ線を発するトリチウムが、放出基準値を超えていることも説明している」と主張。  | 
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