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山口 上関町 中間貯蔵施設建設に向けボーリング調査開始
　13:31
　中国電力は、山口県上関町で使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設の建設に向けて、23日から施設の建設が地質的に可能かどうかを確認するため地下を掘削するボーリング調査を始めました。
　中国電力は去年8月、上関町で、原発から出る使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設の建設に向けた調査を行う方針を示し、文献による調査や敷地内の木の伐採などの準備を進めてきました。
　こうした中、中国電力は準備が整ったとして、23日午前10時すぎに地下を掘削するボーリング調査を始めたことを明らかにしました。
　ボーリング調査はおよそ半年にわたって敷地内の11か所で行い、深い所では300メートルの地質などを調べて地質や地盤の面で施設の建設が可能かどうか確認することにしています。
　中間貯蔵施設の建設に向けた検討は関西電力と共同で進められていて、実際に建設されれば全国で2か所目になります。
　一方、敷地の入り口周辺では、23日朝から中間貯蔵施設の建設に反対する住民などが「ボーリング調査するな」と書かれたボードを設置して建設反対を訴えていました。
　抗議活動を呼びかけた団体の小中進代表は、「関西電力の使用済み燃料を山口県に持ってくるという極めて不透明な形で調査が始まることに怒りを感じる」と話しています。