![]() |
![]() |
[2024_09_02_05]清水敏保さん悼む声 原発建てさせない祝島島民の会代表、69歳で死去(中国新聞2024年9月2日) | ![]() |
![]() |
参照元
04:00 山口県上関町での原発建設に反対する住民団体「上関原発を建てさせない祝島島民の会」代表の清水敏保さんが69歳で亡くなり悼む声が広がっている。 穏やかな性格で責任感の強い人柄だっただけに、多くの人に惜しまれている。 「よく頑張った。悲しいが、これからも一緒にやっていく気分は消えない」。清水さんを「としぼう」と呼ぶ同会の木村力代表代行(77)は語る。 清水さんは旧柳井工業高を卒業して大阪で勤めた後、21歳で祝島に戻り父の海運業を継いだ。町が原発誘致を表明した27歳の時以来、反対運動に力を注いだ。 前茨城県東海村長の村上達也さん(81)は2011年の福島第一原発事故後、清水さんの案内で祝島を訪れた。 「全国の原発反対で戦う人にとってともしびに映った。清水さんがやってきたことは歴史の中で消えない」 今年1月、使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設を検討する中国電力に抗議した。町議時代から原発を巡って意見を交わした西哲夫町長(77)は「残念な思い。原子力に関して立場は違ったが、私的には穏やかな付き合いをさせてもらった」としのんだ。 清水さんは8月上旬に入院。同月に8年ぶりに島である神舞(かんまい)の準備を心配し、開催を病床で喜んだという。 町議の長男康博さん(33)は「仕事熱心で家族思いの優しい父だった。人が好きだったので皆さんに感謝の気持ちでいっぱいだと思う」と目を腫らした。(山本祐司) |
![]() |
![]() |
KEY_WORD:中国電力_上関町_中間貯蔵_検討_:上関原発計画_:FUKU1_: | ![]() |
![]() |