[2024_09_03_04]「原発ではないものを考える好機を逃した」女川原発2号機『燃料装荷』開始で再稼働最終段階に町民らは 宮城(東北放送2024年9月3日)
 
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「原発ではないものを考える好機を逃した」女川原発2号機『燃料装荷』開始で再稼働最終段階に町民らは 宮城

 18:28
 宮城県にある女川原子力発電所2号機について、東北電力は原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷」を3日から開始したと明らかにしました。間近に迫っている再稼働について立地自治体の女川町では、様々な声が聞かれました。

 原発のある女川町では…。
 「(原発が)あったらいいのか、なかったらいいのか。反対したらいいのか、賛成したらいいのか」
 「安全に関しては不安というのはあるが、町民としては安全性が担保されればエネルギーのある地域になる。安全性を高めて、優先的に安心できるような情報の発信をしてほしい」

 また、およそ50年前から女川原発の反対運動に携わってきた元町議の阿部美紀子さんは、複雑な胸中を口にします。
 阿部美紀子さん:
 「13年前に原発が全て止まった時に新たなエネルギー、原発ではないものを考える好機だったのに、それを逃してしまったんだと思う」

 一方、女川町の須田善明町長は…。
 須田善明女川町長:
 「再稼働に向けた具体的なステージに入ったということなので、これまで以上に責任と安全意識を高く持って臨んでほしい」

 女川原発2号機では今後10月下旬から原子炉の起動準備をした上で、11月頃に原子炉の起動と再稼働。そして12月頃に営業運転と送電の開始が見込まれています。
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