[2024_12_10_03]米軍 オスプレイ 一部の飛行停止 沖縄の部隊も(NHK2024年12月10日)
 
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米軍 オスプレイ 一部の飛行停止 沖縄の部隊も

 18:01
 アメリカ軍は輸送機オスプレイについて、一部の飛行を停止し、日本政府にも伝えたことを明らかにしました。
 AP通信は、先月、アメリカ西部の空軍基地で起きた墜落寸前の事故を受けたものだと伝えています。
 アメリカ海軍は9日、NHKの取材に対して輸送機オスプレイの飛行を一時停止していると明らかにしました。
 具体的な理由や停止する期間について明らかにしていませんが、安全を確保するための追加の措置が必要かどうかを判断するとしています。
 また、空軍は、オスプレイによる訓練飛行を一時停止していると回答したほか、海兵隊は、緊急性のない飛行を今月6日から96時間停止することを決定したと説明しています。
 アメリカ軍は日本政府にも通知したとしています。
 AP通信は、今回の飛行停止について、先月20日、西部ニューメキシコ州の空軍基地で、オスプレイが機体内部の部品の金属疲労でエンジンが故障し、墜落寸前の事故を起こしたことを受けたものだと伝えています。
 オスプレイをめぐっては、去年11月、鹿児島県屋久島沖で墜落事故が起きて乗員8人全員が死亡したときに飛行を停止しました。
 沖縄本島中部のキャンプ瑞慶覧に司令部を置くアメリカ海兵隊第1海兵航空団はNHKの取材に対して、「航空副司令官がMV22オスプレイの緊急性のない飛行停止を指示した。第1海兵航空団はこの指示に完全に従っている」とコメントしています。

 【米海軍 すべての運用を一時停止指示】

 在日アメリカ海軍司令部広報・報道部はNHKの取材に対し、空軍のCV22オスプレイが離陸後にエンジンとギアボックスに問題が発生したことを受け、アメリカ海軍は、配備されているCMV22オスプレイについてすべての運用の一時停止を指示したと明らかにしました。
 そのうえで「海軍航空総司令部は、海軍、空軍、海兵隊の上級幹部と緊密に連携してパイロットと搭乗員が安全に飛行できるように引き続き取り組む」とコメントしています。
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