[2024_11_28_01]東京電力 柏崎刈羽原発6号機 原子炉に核燃料入れる方針固める(NHK2024年11月28日)
 
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東京電力 柏崎刈羽原発6号機 原子炉に核燃料入れる方針固める

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 東京電力が再稼働を目指す新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所について、先行する7号機に続き、6号機でも2025年6月に原子炉に核燃料を入れる方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。安全対策工事の進捗(しんちょく)を踏まえて決めたということで、6号機の再稼働に向けた具体的な工程が明らかになるのは初めてです。
 柏崎刈羽原発6号機と7号機は、7年前の2017年に再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査に合格し、このうち先行する7号機では、2024年4月に原子炉に核燃料が入れられ、これまでに設備面の準備としては最終段階となる検査が完了しています。
 これに続き、東京電力が6号機でも2025年6月に原子炉に核燃料を入れる作業を行う方針を固め、原子力規制委員会に再稼働に必要な検査の確認を申請する見通しであることが関係者への取材で分かりました。
 一方、再稼働の時期については、今後の工程に見通せない部分があるなどとして今回の申請では「未定」とし、改めて具体的な時期を示す方針です。
 東京電力は、これまで6号機については、電気料金を算定するうえでの「仮置き」として、12月に原子炉に核燃料を入れ来年2月に再稼働させるという工程を示していましたが、今回は、安全対策工事の進捗を踏まえて決めたということで、6号機の再稼働に向けた具体的な工程が明らかになるのは初めてです。
 柏崎刈羽原発の再稼働をめぐっては、地元同意が焦点となっていますが、こうした東京電力の動きが新潟県の花角知事の判断にどのように影響するか注目されます。
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