[2024_08_23_07]柏崎刈羽原発の再稼働に「容認姿勢」、新潟県柏崎市長に市民から疑問の声 「シナリオ通り」と批判も(新潟日報2024年8月23日)
 
参照元
柏崎刈羽原発の再稼働に「容認姿勢」、新潟県柏崎市長に市民から疑問の声 「シナリオ通り」と批判も

 10:45
 「再稼働の要請に応えられる段階に至った」。新潟県柏崎市の桜井雅浩市長は8月22日、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の条件として東電に求めていた7項目について回答を受け、再稼働を容認する姿勢を鮮明にした。しかし、市長が求めてきた1基以上の廃炉を確約する文言はなかった。市民からは市長の姿勢を支持する意見の一方で、「何をもってそう言うのか」と疑問の声が上がり、「(市長が自身の)シナリオ通りにやっただけだ」という批判も聞かれた。
 「この内容で廃炉の道筋が付けられたと思う人はいないのではないか」。再稼働に反対する住民団体「原発を再稼働させない柏崎刈羽の会」の本間保さん(73)は、驚きを隠さなかった。
 東電は「6、7号機再稼働後2年以内に1〜5号機に関して、廃炉を含む最適な電源構成の道筋を付けたい」と回答。桜井市長は「廃炉計画と同義だ」と評価したが、本間さんは「どこが明確なのか。東電の回答が何であっても再稼働を認めたのだろう」と不信の目を向ける。(後略)
KEY_WORD:KASHIWA_:廃炉_: