[2024_04_26_09]玄海町議会 「核のごみ」文献調査 受け入れの請願 採択へ(NHK2024年4月26日)
 
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玄海町議会 「核のごみ」文献調査 受け入れの請願 採択へ

 08:41
 玄海町の議会はいわゆる「核のごみ」の処分地選定に向けた第1段階の調査にあたる、「文献調査」への応募を町に働きかけるよう求める請願を、26日、本会議で採択する見通しです。
 原子力発電に伴って出る高レベル放射性廃棄物いわゆる「核のごみ」は、長期間強い放射線を出し続けることから、地下300メートルより深くに埋めて最終処分を行うことが法律で決まっていて、処分地の選定に向けた調査は3段階で行われます。
 玄海町の議会には町内の3つの団体から第1段階の「文献調査」への応募を町に働きかけるよう求める請願が提出され、町議会は特別委員会で25日、請願を賛成多数で可決しました。
 町議会は26日、本会議を開き、請願は正式に採択される見通しです。
 玄海町には九州電力の玄海原発が立地していますが、原発が立地する自治体の議会が「文献調査」の受け入れを求める請願を採択するのは初めてとなります。
 今後は、町長が調査を受け入れるかの判断をすることになり、玄海町の脇山町長は25日、「町民から請願が出て議会で採択されたことは重く受け止めている」と述べた上で、大型連休が明けて以降、最終的な判断をする考えを示しました。
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