[2024_04_17_01]核ごみ処分地 佐賀玄海町で請願書 鈴木知事 概要調査は反対(NHK2024年4月17日)
 
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核ごみ処分地 佐賀玄海町で請願書 鈴木知事 概要調査は反対

 21:03
 いわゆる「核のごみ」の処分地の選定をめぐって、佐賀県の玄海町議会で第1段階の文献調査への応募を町に働きかける請願の審査が始まったことについて、全国で初めて文献調査が2つの町村で行われてきた北海道の鈴木知事は「全国的な状況によって現時点での考えが覆る話ではない」と述べ、次の段階の調査に進むことには反対する意向を改めて示しました。
 鈴木知事は17日、要望活動のために訪れた東京で報道陣の取材に応じました。
 この中で、佐賀県玄海町で今月、町内の3つの団体から「核のごみ」の処分地選定に向けた第1段階の「文献調査」への応募を求める請願書が町議会に提出されたことについて受け止めを聞かれたのに対し、「個別自治体についてコメントすることは控える」とした上で、「私が懸念しているのは『北海道だけの問題』となってしまうのではないかということで、国が前面に立って全国に最終処分について伝えていくことを求めたい」と話しました。
 その上で、「道としては最終処分場を受け入れることはならんという趣旨で条例が制定されている。文献調査が概要調査に移行する場合は、現時点で反対の意見を申し上げるという思いに変わりはない。全国的な状況うんぬんで現時点での考えが覆るとかそういった話ではない」と述べ、仮に玄海町が調査を受け入れた場合でも、道内での調査を次の段階に進めることには反対する意向を示しました。
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