[2024_04_16_02]県技術委 柏崎刈羽原発の安全対策や適格性など結論出ず(NHK2024年4月16日)
 
参照元
県技術委 柏崎刈羽原発の安全対策や適格性など結論出ず

 17:59
 再稼働を巡る議論が続く柏崎刈羽原子力発電所について、花角知事が再稼働の是非を判断する材料の一つと位置づけている県の技術委員会が新潟市で開かれました。
 東京電力の安全対策や適格性の評価などについて原子力規制庁から説明を受けましたが、技術委員会としての結論は出ず、引き続き、議論する見通しになりました。
 新潟県の技術委員会は柏崎刈羽原発の安全対策などの確認を進めていて、花角知事は再稼動の是非を判断する材料の一つになるという考えを示しています。
 16日の会合には原子力規制庁の担当者が出席し、柏崎刈羽原発の液状化対策では、施設の外周に沿って地盤改良が行われていることを審査で確認しているなどと説明していました。
 また、原子力規制委員会が改めて東京電力に原発を運転する適格性があると判断したことについて、技術委員会の委員からは、福島第一原発の廃炉が計画通りに進んでいないことを踏まえ、「妥当ではない」という意見が出されていました。
 16日の会合では、東京電力の安全対策や適格性の評価などについて技術委員会としての結論は出ず、引き続き、議論する見通しになりました。
 このほかに能登半島地震を踏まえて、国も必要があれば、柏崎刈羽原発の安全対策の評価の見直しなどを行い、それを踏まえて技術委員会も議論するべきだという意見も出されていました。
 座長の東京工業大学の小原徹教授は「東京電力の適格性の評価についてはまだ結論が出ていないと考えている。能登半島地震については新たな知見が出て、県から要請があれば議論を検討することになる」などと話していました。
KEY_WORD:能登2024-柏崎刈羽_:FUKU1_:KASHIWA_:NOTOHANTO-2024_: