[2024_02_09_02]東通原発の適合審査 基準津波の高さ12.1メートルに引き上げ 東日本大震災前の想定より3.3メートル高い設定(青森放送2024年2月9日)
 
参照元
東通原発の適合審査 基準津波の高さ12.1メートルに引き上げ 東日本大震災前の想定より3.3メートル高い設定

 17:51
 東北電力東通原発の津波対策の目安となる「基準津波」の最大の高さが12.1メートルに引き上げられました。東日本大震災前に想定していた最大波より3.3メートル高い設定です。
 原子力規制委員会はきょうの適合審査で東通原発の沖合で発生する津波について審議しました。東北電力は地震や海底の地滑りなどの影響を最も受けたときの最大波は11.43メートルだとしています。これに満潮の高さを加え、津波対策の目安となる「基準津波」を12.1メートルとしました。震災前と比べると3.3メートル、その後新しい規制基準に申請した当初と比べると0.4メートル引き上げました。規制委員会はこの基準津波について「おおむね妥当」と評価しました。

 ★東北電力土木建築部 佐藤智 部部長
 「津波だけじゃなく地震動も並行して審査を進めて頂いていますので、早く審査が進むように努めて効率的な説明に努めてまいりたい」
 東通原発は海から敷地までの高さが13メートルで、その上の防潮堤も合わせると16メートルの高さを確保しています。
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