[2024_01_25_04]東電社長 “使用済み核燃料の運び込み時期今年度中に示す”(NHK2024年1月25日)
 
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東電社長 “使用済み核燃料の運び込み時期今年度中に示す”

 18:36
 東京電力の小早川社長が25日、むつ市の山本市長のもとを訪れ、出資する企業が運営する「中間貯蔵施設」に使用済み核燃料を運び込む時期について今年度中に示す意向を改めて伝えました。
 東京電力の小早川社長は、年始のあいさつとして、むつ市と東通村を訪れ、出資する企業がむつ市に建設している使用済み核燃料を一時的に保管する「中間貯蔵施設」や中断している東京電力の東通原子力発電所の工事再開の見通しなどについて説明を行いました。
 このうち、むつ市の山本市長との面会で、小早川社長は中間貯蔵施設の事業開始に向けて行われる原子力規制委員会の検査のため、運び込む予定となっている東京電力・柏崎刈羽原発から出た使用済み核燃料の輸送計画について今年度内に示す意向を改めて示しました。
 これに対し、山本市長は「施設の事業者からは2024年度上期の操業開始と報告を受けているので、東京電力をはじめ関係機関の協力のもとその期限を守っていただきたい」と要望しました。
 この訪問後、小早川社長は「中間貯蔵施設の事業開始に向けて私たちが必ずやらないといけないのは、年度内に使用済み核燃料の輸送計画を示すことだ。そのうえで、事業開始に向けたさまざまなサポートはしていきたい」と話していました。
 一方、東通村の畑中村長との面会では、村が求めている東京電力東通原発の建設工事再開について、具体的な時期の見通しを示しませんでした。
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